「イオンモール札幌平岡」は都会的なショッピングモールながら、周辺の多くの木々に囲まれ、秋には見事な紅葉を見せてくれます。
緑化活動に熱心なイオングループ
そもそも、どうして店舗敷地内でこれほどまでに素晴らしい紅葉が楽しめるのでしょうか。
イオングループは、社会貢献活動として植樹活動や子供たちの環境学習支援などを行っています。
このような取り組みは多くの会社で行っていますが、イオンの場合は、店舗づくりにおいても敷地内緑化にこだわっているようです。
また、1991年から始められているというイオンの植樹活動では、その土地に自生する樹種を中心に植樹するというコンセプトがあるようです。
自然の状態をイメージした植樹スタイル
イオンモール札幌平岡は、旧・北海道拓殖銀行の野球場跡地を活用して2000年11月にオープンしました。(オープン当時の名称は、「イオン札幌平岡ショッピングセンター」)
この場所が、もともとどのような植生なのか、筆者には分かりませんが、既存の樹木をまとまった形で活用したり、自生している樹種を大小さまざまな苗木を使って植林されたのだと思います。
普通、植樹というと、等間隔に規則正しく植えるイメージですが、ここでは、幼木からソコソコ成長した樹木やら、まるで自然に芽を出したかのように無造作に植樹されていました。いいや、もしかすると、自然の状態を移植したのかもしれませんね。
オープン当時、あまり成長していない樹木が無秩序に植えられてるのを見て、「これが新しい時代の植樹スタイルなのか」と思った記憶があります。
広大な駐車場にも、ご覧のとおり、まとまった樹木がいくつも存在しています。
駐車場は広大すぎて、完全に余しているみたいなのですが、新たに店舗を増築する構想があるようです。増築には都市計画変更(用途地域指定の変更?)が必要らしく、時間を要する雰囲気であります。→関連記事:イオン札幌平岡の増築計画と連携した清田区の活性化構想とは
いずれにしても、「イオンモール札幌平岡」という商業施設の敷地内だけで、これだけの樹木があり、1周するだけでも楽しい紅葉狩りが体験できるのです。
ぜひ、ショッピングとセットで、イオンの周りの緑も楽しんでみてください。
■イオンモール札幌平岡
住所 北海道札幌市清田区平岡3条5丁目3−1
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